堀川紀夫の美術教育実践

小中学校で合わせて38年間務めました。この間に積み上げてきた美術教育あるいは美術教育の良さを生かした実践例を全国の若い先生方に伝えたいと願って公開していきます。

The Shinano River Plan -11-2

1969年7月21日の〈石〉以後、The Ara River Plan 11を  

8月に糸魚川市展に出品

夏季休暇で帰省中であったため、上越の実家近くの関川の支流で石を拾う。糸魚川市展に出品。高田郵便局より8.20に発送。郵便料は260円。前田常作が審査員で評価され大光賞を受賞。このことで〈石〉が評価される予感を得て、積極的に実践、発展させることを決意した。

 1969.8.27

The Shinano River Plan-11−2 石を送るメールアートが評価されそうな予感があり7月21日と同じコンセプトで2回目の作品発表として発送。

赤塚行雄、川島良子(村松画廊)、清水楠男(南画廊)、白田貞夫(シロタ画廊)、並河恵美子(ルナミ画廊)、三木多聞峯村敏明、宮川 淳、宮澤壯佳(BT美術手帖編集長)、山本孝(東

京画廊)(計10個)

清水楠男さんより受け取りのハガキをいただく。

赤塚行雄さんよりコンセプチャルな領収書作品2枚をいただく。

 

美術手帳編集長宮沢壮佳さんに送った作品。

 
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送付直後に赤塚行雄さんからコンセプチャルな領収書を2通いただく。当時、この領収書の意味、価値を十分に理解してはいなかったと思うが、作品の一部としてカードに貼ってビニールファイルに保管してきていた。
1999年に富井玲子さんが調査に来られ、ファイルに綴られているカード類を見て「作品である」と即座に判断、UKのCentury City展の出品作の一点に選ばれて驚いた次第である。
 
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 この時は速達・書留で送り届けた。

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南画廊の清水楠男さんより葉書で領収書をいただいた。清水さんには一度もお会いすることはなかった。南画廊は東京画廊と並んで現代美術を取り扱っていた。

 

 

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余談だが銀座の画廊を回り始めた頃に南画廊で中西夏之のコンパクトオブジェを見た時の感動は記憶に新鮮に残っている。当時の値段で3万円だった。欲しいと喉から手が出るようだったが当時の給料の月額以上で高値の花だった。